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- 片山先生が三原で陶芸家を続ける理由を教えてください。
私は三原で育って大きくなりました。
ここは本当に良い場所ですね。
気候、風土、全て...。
そして三原は城下町なこともあって文武両道の精神があり、
素晴らしいと思います。
しかし、三原でプロとして工芸家が定住して製作していたという話を
あまり聞いたことが無いんですよ。
私も出来れば三原出身者のプロとして、この地に骨を埋めたいなと
思うんです。
それそこ昔、誘致と言いますか、
「三原ではプロとして食えないから来い」
と2回ほど誘われたこともあるんですよ。
しかし、私は意地っ張りだから、
「食えないじゃなしに、食うてみせよう。」
そう決意をして気が付いたら早いもので42年が経ちました。
私のように"バカ"みたいな事でも、一生懸命になってやれば、
自分なりの"城"を作って、子育ても出来る。
このサイトの開設を契機にちょっと若い人達にも
こんな生き様を知って貰いたいと思いましたね。
自然の美味しい三原に身を置き、そこで研ぎませた感性を
全方位に向けて頑張って頂きたいですね。
片山 雅昭

Column No.4 | "三原"浮城窯

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